シニア世代でもっとお得に新幹線を使いたいと感じたことはありませんか?
JR東海では、50歳以上のシニア向けにさまざまな割引サービスが用意されており、乗り放題プランやジパング倶楽部の料金プラン、さらには往復割引まで、幅広い選択肢が揃っています。
50+やジパング倶楽部を活用することで、通常料金よりもリーズナブルに旅行ができるため、お得な回数券やセットプランを含め、シニア世代が無理なく新幹線での移動を楽しむ方法をご紹介します。
どの料金プランが自分に合うのか、ぜひこの記事でチェックしてみましょう。
『JR東海の新幹線割引』シニア向けのサービス「50+」
・「50+」のデメリット
・お得な回数券やセットプラン
50歳以上から利用できる「50+」とは
「50+」は、JR東海が提供する50歳以上の方専用の会員サービスで、東海道新幹線やJR東海ツアーズのプランなど、対象商品を特別料金で利用できる魅力的なプランです。
気軽に旅を楽しみたいシニア層に特に適しており、年齢制限も50歳以上からと幅広いため、シニア旅行の入門としても活用されています。
特徴としては、年会費が1,100円と比較的安価で、会員向けに季節ごとの旅行プランや新幹線+宿泊がセットになったお得な旅行商品が提供される点が挙げられます。
これにより、個別で新幹線チケットや宿泊を手配するよりも費用を抑えられ、さらに旅先での特別な体験や観光オプションもセットに含まれている場合があり、満足度の高い旅行が可能です。
「50+」のもう一つの魅力は、会員専用の「EXポイント」システムです。
新幹線の利用に応じてポイントが貯まり、貯まったポイントは「EX旅先予約」や「EX旅パック」などの旅行商品に利用したり、JR東海のポイントサービス「TOKAI STATION POINT」と交換できたりと、多様な活用方法があります。
このため、新幹線を頻繁に利用する人にとっては、さらなるメリットを享受できます。
「50+」のデメリット
「50+」は50歳以上のシニア層に向けたお得なサービスとして多くの利点がありますが、いくつかのデメリットも存在します。
「50+」は料金の面で魅力的ではあるものの、利用制限や条件の面で一部のシニア利用者にとって不便に感じる点があります。特に、旅行の自由度や利用可能な新幹線の制限があるため、自分のライフスタイルに合っているかを確認した上で利用することが大切です。
まず、利用にはエクスプレス予約の年会費1,100円が必要であり、これは「50+」サービス専用の料金プランには含まれません。そのため、「50+」を利用するには、エクスプレス予約会員に登録し、年会費を払う必要があり、この追加費用が負担に感じられる方もいるでしょう。
また、「50+」の専用商品には販売数量の制限があり、人気のプランや希望する日程が早々に完売してしまうこともあります。特に観光シーズンや連休には競争が激しく、希望の日程で予約が取りづらいこともデメリットの一つです。
さらに、「50+」はスマートフォンやパソコンからのオンライン操作が前提のサービスとなっています。チケットレスでの利用が基本であり、インターネットに慣れていない方にとっては予約の操作が難しく感じられるかもしれません。
この点で、スマートフォンやパソコンに不慣れな方には少しハードルが高くなる場合があります。チケットレス方式のため、駅での発券がない分、スマートフォンの電池切れなどのリスクにも備える必要があり、注意が必要です。
加えて、「50+」は「のぞみ」や「みずほ」などの一部の新幹線には利用できないなどの制約もあります。旅行をより自由に楽しみたい方にとって、この列車の制限がストレスになる場合もあります。
このように「50+」には使い勝手の良さと節約効果がある一方で、特定の条件や制約に注意しながら利用する必要があるため、自分の旅のスタイルに合うかどうかを検討した上での利用が重要です。
お得な回数券やセットプラン
JR東海では、特定区間の利用や特定の列車を利用する場合に、通常のきっぷよりも割安な回数券やセットプランが提供されています。これを活用することで、特にシニア層にとっては、頻繁な移動や短期間での複数利用を安く抑えることが可能です。
例えば、新幹線回数券を使えば、数回分の運賃がセットになり、片道ごとに購入するよりも一回あたりの費用が抑えられます。
また、シニア向けには特定の観光地やホテルとの宿泊パッケージが用意されており、新幹線と宿泊がセットになった「エクスプレス予約」や「50+」プランは大変人気があります。
このようなプランは、目的地ごとに応じた観光プランや現地体験が含まれていることが多く、個別に手配するよりも安く、充実した旅を楽しめるのが魅力です。
さらに、JR東海の「エクスプレス予約」で新幹線の早割プランを利用すれば、シーズンによっては更に割引が適用され、運賃が最大30%安くなることもあります。
ただし、これらの回数券やセットプランには利用条件があるため、例えば、有効期限内に使い切らなければならない、繁忙期には利用できないなどの注意点があります。購入前に条件をしっかり確認し、自分の旅のスタイルや移動の頻度に合ったプランを選ぶことが重要です。
『JR東海の新幹線割引』シニア向けのサービス「ジパング倶楽部」
・ジパング倶楽部の料金と年会費について
・ジパング倶楽部の往復割引でさらにお得に
・『JR東海の新幹線割引』シニア向けのお得なサービス紹介のまとめ
65歳以上が対象の「ジパング倶楽部」とは
「ジパング倶楽部」は、全国のJR線の運賃・料金が20回まで割引される、65歳以上の方を対象としたJR6社共通のシニア向け会員制度です。特に長距離や頻繁な鉄道移動をするシニア層には大変メリットが大きく、65歳以上であれば誰でも入会できます。
ジパング倶楽部の料金と年会費について
ジパング倶楽部の料金と年会費は、満65歳以上のシニア層にとって手頃であることが特徴です。ジパング倶楽部は年会費を支払うことで全国のJR路線で割引が適用される会員制サービスで、特に頻繁にJRを利用するシニア世代にはコストパフォーマンスが良いとされています。
年会費は、個人会員が3,840円で、かつては夫婦会員プランもありましたが、2024年4月以降は新規の夫婦会員申し込みが停止され、個人会員のみが対象となっています。
年会費を支払うと、ジパング倶楽部会員証が発行され、これを利用することでJRのきっぷが最大30%割引されます。さらに、会員特典として、20回まで割引利用が可能であり、初年度は3回まで2割引、4回目以降は3割引が適用されるという仕組みになっています。
また、ジパング倶楽部の年会費は一度支払うと返金されないため、年間でどのくらいの頻度でJR路線を利用するかを考え、十分な費用対効果が得られる場合に入会を検討すると良いでしょう。
全国の主なJR駅や旅行会社の支店で会員の申込手続きを行うことができ、顔写真付きの会員証が発行されます。この会員証を所持していることで、きっぷ購入時の割引が適用されるため、旅の際は必ず携帯する必要があります。
利用の際には割引対象外の列車もあるため、詳細を確認しつつ、適用条件を満たした上で最大限にジパング倶楽部のメリットを享受できるよう活用しましょう。
ジパング倶楽部の往復割引でさらにお得に
ジパング倶楽部の往復割引は、長距離移動を計画するシニアにとって特に有効な割引方法です。往復利用を前提とすることで、さらに割引を適用できるため、費用を抑えながら旅を楽しむことが可能です。
ジパング倶楽部の往復割引は、片道201km以上の距離に適用されるため、たとえば東京〜名古屋、名古屋〜大阪など主要都市間を往復する際に大きな恩恵を受けられます。
通常、片道のみの割引が基本ですが、往復の場合は両区間での割引が可能となるため、距離が長くなるほど割引額も増し、旅費の負担を軽減できます。特に3割引が適用されるため、年に数回の利用で年会費以上の節約が期待できます。
ただし、ジパング倶楽部の往復割引は、すべての列車に適用されるわけではなく、新幹線「のぞみ」や「みずほ」の特急料金には割引が適用されない点に注意が必要です。
また、シーズンによっては利用できない期間があるため、あらかじめ旅行のタイミングを調整し、往復割引の適用条件を確認してから購入することが重要です。
ジパング倶楽部の往復割引を最大限に活用することで、シニア層にとっての交通費の削減を実現し、より多くの旅行や移動を計画的に楽しむことが可能です。
『JR東海の新幹線割引』シニア向けのお得なサービス紹介のまとめ
記事をまとめます。
- 「50+」は50歳以上が利用できるJR東海の会員サービスで、割引商品が豊富
- 「50+」は新幹線や宿泊がセットになったお得な旅行プランが利用可能
- EXポイントが貯まるため、新幹線利用が多い人にメリットが大きい
- 「50+」はエクスプレス予約の年会費が別途必要である
- 「50+」はチケットレスが基本で、スマートフォン操作が前提
- ジパング倶楽部は65歳以上が対象で、全国のJR線が最大30%割引
- ジパング倶楽部は初年度は2割引、更新後は3割引の会員特典がある
- ジパング倶楽部は年会費3,840円で、会員証が必要
- ジパング倶楽部は片道201km以上の移動で割引が適用される
- ジパング倶楽部は往復割引も適用され、長距離移動で費用を大幅に削減できる
お得な割引サービスを活用して、快適で充実したシニア旅行を楽しみましょう!